実機でチップチューンライブをやるときにどうしても出てきてしまうのは
次の曲のつなぎのBPMがどうしても合わない、無理やりねじ込んでしまうのもアレだし、とりあえず他のBPMで合う曲でお茶を濁そう・・
これは実機あるあるですね。
それを解消する方法としてハードウェアのクロックアップ(ピッチベントコントロール)を行う方法があります。
早速改造方法を紹介します。
※例によって改造によってぶっ壊れてもくじけぬ心を持ってください
作例では例によってファミコンを利用しますが、実際には他のハードウェアでも実行可能です
ただ注意する点としては、ビデオとCPUの同期が一緒の場合がほとんどなので、画面を見なくてもいい人むけです。
はじめに用意するもの
改造をしたいハードウェア
ハードウェアのクロック値がわかる資料等
秋月電子のLTC1799モジュール
可変抵抗(用途にあわせて)(Bカーブ)
抵抗(こちらも用途に合わせて適度に)
On-ON切り替えの3Pトグルスイッチ
LTC1799の説明書か、このエクセルファミコン周波数計算
まずDJを行うときのクロックはプラスマイナス10%を行うことを考えます。
エクセルの中の値を変更することで試算できますが、可変抵抗の中間点を100%にすることで、ボリュームを回してスピードを90-110%でコントロールします。
計算式よりベース抵抗は680Ωで、SETに接続、可変抵抗を1KΩとします。
まずはファミコンの水晶を取り外し、3Pスイッチの片側に取り付けます。
もう片方にはLTC1799キットの8pin目のアウトを接続、これでオリジナルのクロックと、生成したクロックを切り替えます
DIVとGNDは接続し、倍率を1倍にしてください
なお、ニューファミコンでは以下の箇所を改造しています。
あとはこれで音声を出しつつクロックを切り替え、ピッチが変わることを確認したら、ケースを加工して収めて見てください。