MSXでチップチューンを(FD整備編)

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去年かいていたのですが、図が用意できてなくて塩漬けにしてました、とりあえず公開
(そのうちなおします)

今回は引き続いてメディア部分の対策となります。
FS-A1FはFDドライブが1つついており、2DDのディスクが扱えるようになっていますが、
1.ドライブがゴムベルトで劣化して切れる
2.メディアの製造が終わった為、メディア料金がとても高い
という問題があり、ここは市販品のGotekのUSBのFDエミュレータを搭載することで柔軟な運用ができるようにしたいと思います。
各人がいろいろな導入方法を公開していましたが、わかりづらかったので、
なるべく初心者にもできるように解説したいと思います。
1.準備するもの
■amaonでかえるのものです
GotekのSFR1M44-U100K-USB
0.91″のOLED I2Cディスプレイ
ジャンパワイヤ (オスオス)(オスメス)(オスメス)
 ※ぞれぞれ20本もあれば十分です。また短い5cm程度のもので十分です
電圧ブザー(5V)
ロータリエンコーダ 押しボタンスイッチ付き (軸幅6mm)
サトーパーツ ツマミ K2605
FT232を使ったUSBシリアル変換
ジャンパピン

■工具
ニッパ・半田ごて、プラスドライバー、はんだ、7mmまであけれるドリル、六角レンチ、グルーガン
パソコン

2.作業について
2-1.gotekのFDDドライブのネジをすべてはずして基板を取り出します。
基板自体はねじ止めされていないので簡単に外れます。

2-2.電源コネクタ後ろの空き穴にジャンパピンを適切に差し込んではんだ付けします。
1ピンだけはんだ付けを行い、垂直になったことを確認して、その他のピンをはんだ付けするといいでしょう。

2-3.gotekのドライブについてるジャンパを取り外し、githubにあるこちらのページを参考にUSBシリアル変換を差し込みます。
注意点はUSBシリアルのRXにはTXを、TXにはRXをつながないといけません。
改造用のソフトはflashfloppy(3.x)をダウンロードして解凍します。
また、転送用のソフトウェアはflash loader demoをダウンロード(要ユーザー登録)して、bootloaderを書き換えます。
※わかってる人はST-LINK V2使ってブートローダーを書き換えてください。
flashloaderでプロテクト解除を行いますが、しばらく時間がかかるので、1分ほどまちつつ次へすすんでください。
認識されない、先にすすまない場合、電源ピンを抜き差ししてリセットでも構いません。(リセットした場合、また最初から実施してください)
デバイス種別でSTM32の128kで見えていればOKです

先ほどおとしたzipファイルの中の.hexを指定して、書き込みます。

2-3.書き換えが完了すると、LEDの文字がかわりますので、USBシリアルの線を外し、ジャンパをもとに戻します。
 ※ジャンパはMoとDS0にさしていればOKです

2-4.アドオンとしてディスプレイ交換、ロータリーエンコーダ追加とブザーを設置します。
すべて詳細はここに書いてある通りです
 2-4-1.OLEDディスプレイの追加
   i.2基板と8セグLEDのケーブルを外します。

   ii.gotekのドライブにの前面側についているプラスチックをニッパーで切り取ります。

   iii.液晶より8セグLEDの穴が小さいですが、OLED表示が調整されており、そのままおさまります。

   iv.githubに書いてる通りに基板とOLEDを接続します。

   v.USBシリアルのVCCとGNDをgotekの基板に接続し、表示されることを確認します。
   ※OLED基板は力を加えると簡単にわれるので注意してください。

   Vi.基板との隙間を考慮してグルーガンで固定します

 2-4-2.ロータリーエンコーダーの追加。
   i.全面フロントの丸いへこみをセンターとして、ドリルで7mmほど穴をあけます。
ii.ツマミと軸ががちょうどいい長さになる場所をメモしておきます。
   iii.ジャンパワイヤを使って、コネクタに接続します。
   iv.USBシリアルのVCCとGNDをgotekの基板に接続し、メニュー表示の切り替え、クリック動作することを確認します。
   先ほどメモをした場所にグルーガンで固定(高さがあるので注意)します。

 2-4-3.ブザーの設置
   i.ブザーを先ほどのgithubの説明通りに設置し、gotekドライブの中にグルーガンで固定します。
   ii.スピーカーの洗浄保護シールをはがします。
   ※音量が小さいのではがしたほうがいいです

2-5.FDDコネクタとFDDドライブの接続
   腕があるのであれば、変換コネクタ等を作ってもいいですが、難しいと思った場合はジャンパワイヤを駆使して、電源や信号を取り出すといいと思います。
図に関してはにがMSXさんにある~MSX用FDDのREADY信号についての考察と検証~を参考につくればいいのですが
1件だけ注意、FS-A1Fのマザーボードのシルク印刷の1番は1番じゃないです。
テスターで確認しつつおこなってください。

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