リコー製ファミコンは電気鼠の夢を見るか(後編)

リコー製ファミコンは電気鼠の夢を見るか(後編)

前回はDatashipの説明を行いましたが、実際にファミコン化するにあたってどのようなことを行ったかを記載しておきます。
はずは情報を仕入れるところからです。
・構成を知る
まずはDataship1200の構成を理解するには構成はファミコン+ファミコン用モデムと構成はさほど変わらないであろうと思い、
ファミコン回路図とかnesdevの回路図
及びファミコン用のモデムを分解することからはじめました。
幸いDataship1200は左半分がモデム回路と一緒、右下にファミコンの構成部品がそのままのっている状態。

モデム側もみてみます

・想像する
察するにファミコンのコントローラー端子はExt端子があるので、途中の368は存在する、なのでコントローラーは追加できる
おそらくカセット部分が直結でモデムとつながっているであろうから、そこのICはすべて引っ剥がす
ファミコンモデム側にもないシリアル端子が増設されているが、いらないのでCPUとAPUそばのICを剥がせばよい気がする。
・対処する
実際に行ったことは、まずファミコンモデムと同じようなICをすべて除去する

CPUとAPUをソケット化

回路図をもとにテスターを使いひたすら配線を引っ張り出す

なおAVケーブルはGBの通信ケーブルを加工して作成しています(コネクタが同じなので)

カードリッジ端子を追加

ここでよく確認して電源をいれたところうつりました

しかしコントローラーの配線がファミコンのそれとは別なため、いろいろ調べてます(紙のうえに走り書き)

その回路を74hc368を使い自作したところ、無事動作しました

蓋をとじてなんとか完成しました

ということで、dataship1200はファミコンの夢をみることが出来るようです(なお動くとはいっていない)

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